ゴキブリ被害を最小限に防ぎたい人へ！出てきたときの対処法

「ゴキブリが出てきたら怖い」「いざ出たら、どういった被害が出るのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ゴキブリは放っておくと住環境に害を与えてしまうので、早急に駆除を行う必要があります。

今回はゴキブリによる被害のパターンや、実際に出てきたときの対処法について解説していきますので、ゴキブリの被害でお困りの方はぜひ参考にしてください。

ゴキブリの被害の程度を知ろう

まずはゴキブリの被害について把握しましょう。夏に出やすいほか、地域や家庭内の場所によっても出現頻度が違います。

最も多いのは7月

ゴキブリ被害が最も多いのは7月です。シェアリングテクノロジー株式会社の調査によると、2015年5月～2018年4月の3年間におけるデータで、7月が最も多いことがわかりました。

ゴキブリは寒くなると活動しにくくなりますが、それでも環境が汚い場所を中心に出現するものです。そのため、たとえどんな状況であっても日ごろから対策を考えておく必要があります。

東京都や沖縄県に出やすい？

シェアリングテクノロジーの調査によると、東京都や沖縄県で最もゴキブリが出やすいことがわかりました。同じ調査によると東京都は10万世帯あたりの件数では17.4件と最多で、次いで沖縄県が15.6件と2位になっています。

東京は首都でもあり、人口が多いことが特徴です。単純な母数の多さが、ゴキブリの出やすさにも結びついているのでしょう。沖縄県は日本でも特に温暖な気候なので、害虫が繁殖しやすいと考えられます。

キッチンに出現しやすい

シェアリングテクノロジーの調査によると、ゴキブリはキッチンによく出現することがわかりました。ほかにも風呂場やトイレなど水回りには注意が必要です。

異物の侵入を防ぐ排水トラップがキッチンにある家庭もありますが、築年数の進んだ住宅やマンションにはないことも多いでしょう。キッチンのシンクでゴキブリを見かけることが多い場合は、排水管が侵入経路になっているかもしれません。

ゴキブリが住環境にもたらす被害3つ

ゴキブリを放置すると、住環境にも影響が出るようになります。菌によって食べ物が汚され、さまざまな病気につながることもあるでしょう。以下からは、ゴキブリがもたらす主な被害について解説していきます。

雑菌や細菌で水回りが汚れる

ゴキブリが雑菌や細菌を持ち込んで家庭に被害をおよぼします。キッチンシンクからの侵入も多く、調理中の食べ物や台所用品・食器などを汚してしまいます。

ゴキブリを放置すると菌が食料にも移ってしまうので、衛生的ではありません。体調が悪くなったり感染症にかかったりしたときは、水回りの汚れを疑い回復後に各部分を掃除しておきましょう。

菌を残してぜんそくやアレルギーの原因になる

ゴキブリが残した菌は体内に取り込まれた結果、ぜんそくやアレルギーの原因にもなります。サルモネラ菌の蔓延で食中毒が起きたり、赤痢菌やチフス菌にかかったりすることもあるのです。

このようにゴキブリがいる環境では、住んでいる人に健康上の被害をもたらします。ゴキブリの放置は、衛生や健康の面から好ましくありません。

紙や配線を食い散らかす

ゴキブリが家に住みつくと経済的な被害にもつながります。紙や配線を食い散らかし、生活に悪影響を与えるからです。

たとえば美術品やふすまなどが食い荒らされてしまうと見栄えが悪くなってしまいます。また、ケーブルをかじられてしまうと電化製品の故障のほか、電線ショートによる火災リスクも発生します。

ゴキブリが出てきたときの対処法

ゴキブリが出てきたときは見逃しても放置せず、速やかに対処しましょう。ここでは3つの解決策について解説します。

至近距離からスリッパやガムテープで捕獲

至近距離で捕まえるならスリッパやガムテープがおすすめです。スリッパは触覚に触れないように前方から狙い、勢いよく叩きつぶしましょう。なお、ゴキブリはお尻で風を感じ取る習性を持っているため、背後から狙うと逃げられてしまうおそれがあります。

見逃したときは殺虫剤で

ゴキブリが家具同士の隙間に入ってしまったときは、殺虫剤を使いましょう。ゴキブリに直接かからなくても、危険を察知して家の外に逃げ出すこともあります。

また、隅に沿って移動することが多いので、隙間のはじを狙ってスプレーを噴射させましょう。少しずつ使うことによって、家をなるべく汚さずにゴキブリを追い払うことができます。

怖ければ掃除機で対処

ゴキブリが怖くて近づけないという方は、掃除機を使って距離を取りながら駆除しましょう。掃除機で吸うことで、ゴキブリを気絶させることができます。吸い込んだ後は掃除機から取り出し、袋に入れて殺虫剤をかけましょう。

まとめ