ハチやネズミだけではない！その他害虫の駆除方法を被害や解決事例を交えて解説

自宅に潜む害虫と聞くとハチやゴキブリなどをイメージする方もいますが、ムカデ・ヤスデ・ノミといった害虫が住み着いていることもあるでしょう。害虫を駆除するにはどうしたらよいのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

今回はムカデ・ヤスデ・ノミなどについて、被害や駆除のポイントを詳しく解説します。解決事例を交えながら紹介していきますので、害虫の悩みを抱えている方はぜひ参考にしてください。

害虫はどのように浸入する？

害虫の侵入経路はさまざまなものがありますが、一般的な侵入経路として窓や玄関が挙げられます。部屋の空気の換気をしているときに侵入したり、外出や帰宅の際に玄関から侵入したりするケースもあるでしょう。また、カバンや服などにくっついて侵入する場合や、屋根を伝って入ってくることもあります。

主な害虫の被害と駆除のポイント

効果的に駆除をするには、害虫の生態を理解しておくことが重要です。ここでは主な害虫の特徴や駆除のポイントについて紹介します。

ムカデ

ムカデは草や落ち葉の生い茂る場所に潜んでいますが、夜になるとエサを求めて動き回ります。毒を持っているため、噛みつかれると赤く腫れてしまいます。また、生命力が強く、頭が取れた状態でも動き回ることが可能です。

ムカデの駆除方法は殺虫剤が一般的です。殺虫剤がないときは、ムカデの急所である頭部を狙ってたたきましょう。なお、ムカデはゴキブリが好物なので、ゴキブリを駆除すればムカデの浸入を抑えられます。

ヤスデ

ヤスデとムカデは似ていますが、ヤスデには攻撃性がなく、噛みつくこともないので落ち着いて対処できるでしょう。ただしヤスデは身を守るために刺激臭のある体液を分泌するので、目や口の中に入らないように注意しなければなりません。

ヤスデの一般的な駆除方法は殺虫剤と毒エサです。瞬間冷却用の殺虫剤を直接噴射したり、窓や玄関の周りに毒エサをまいたりするのがよいでしょう。

ノミ

ノミは犬や猫などの動物に寄生する害虫です。吸血昆虫で、刺されるとかゆみや水ぶくれなどの症状が出ます。また、跳躍力に優れており、体長の200倍もの高さまでジャンプします。

ノミの一般的な駆除方法は掃除機です。カーペットや寝具の隙間に潜んでいることが多いので、見つけたらこまめに掃除機をかけましょう。なお、犬や猫にノミがついている場合、自力で取るのは難しいので動物病院に診てもらいましょう。

小動物

小動物の例として、鳥のハトがあります。羽休めの場所や安心できる場所を探しているときに、誤って建物の中に浸入するケースがあります。ハトには人を攻撃する習性はありませんが、安心するとフンをまき散らすおそれがあるので注意が必要です。

ハトを野外に逃がす際には落ち着かせるようにしながら誘導しましょう。その際、ドアや窓を開けて逃げ道の通路を用意してあげるのも重要です。

別の小動物のケースとして、ハクビシンがあります。ハクビシンはイタチの仲間ですが、屋根裏や天井裏に住み着くと家の柱にダメージを与えるおそれがあるので注意しましょう。また、フンや尿をまき散らすケースもあります。

ハクビシンは鳥獣保護法の法律によって、個人による駆除は許されていません。そのため、侵入経路をふさぐのが効果的な対策方法となります。

その他の害虫

上記で挙げた害虫や動物のほかには、コウモリやウジ虫などがあります。コウモリの場合は飛び回るおそれがあるので、外へ逃がすのが最善の方法です。また、ウジ虫はコンクリートの隙間に潜んでおり、放置すると大量に繁殖する場合があるため、強力な薬剤を流し込んで一気に駆除するのがおすすめです。

プロに害虫駆除を任せた方がよい理由

最近ではインターネットでも具体的な駆除方法を掲載しており、自分でもできるのではないかと考える方も多いのではないでしょうか。しかし、素人が行うと場合によっては失敗してしまうことがあります。ここでは、プロに害虫駆除を任せた方がいい理由を2つ紹介します。

完全に駆除できていない場合がある

害虫の中には想像以上に生命力の強いものがいます。殺虫剤や毒エサを使って駆除したと思ったものの、一定期間がすぎると再び繁殖するケースもあるでしょう。害虫はさまざまなものをエサにしており、完全に駆除していないとすぐに繁殖するおそれがあります。

市販の薬剤では効果が薄い場合もある

スーパーマーケットやホームセンターは、殺虫剤をはじめとしたさまざまな薬剤を販売しています。市販の薬剤でもそれなりの効果を期待できますが、徹底的に駆除するならプロに任せるのがよいでしょう。市販の薬剤よりも強力なものを用意しており、効率のよい駆除ができるからです。

まとめ