ハチを自分で駆除するのはどれくらい難しい?ハチの危険性についてくわしく解説!

ハチを自分で駆除するのはどれくらい難しい?ハチの危険性についてくわしく解説!

駆除が必要な害虫といわれて思い浮かべるものの1つに、ハチを挙げる方も多いのではないでしょうか。ハチの持つ針には毒があるため、もし一度に大量に刺されてしまうと命を落とす危険性があります。

自分の手で駆除したいと考える方も多いのですが、それには大きな危険が伴います。今回はハチを駆除する難しさについて解説していきますので、これからハチを駆除しようとお考えの方はぜひ参考にしてください。

ハチの駆除を行う前に

まずはハチの駆除を行う前に注意したいポイントについて解説していきます。

ハチは種類によって性格が異なる

ハチの駆除において注意すべき種類は、「スズメバチ」「アシナガバチ」「ミツバチ」の3種類です。中でも特に攻撃的なのは「スズメバチ」で、巣に近づくだけでも威嚇や攻撃をされることがあります。

反対に、「ミツバチ」はこちらが刺激しなければ攻撃されることはありません。いずれにしても駆除という行為はハチにとっては命を脅かされる行為のため、確実に反撃されると考えてよいでしょう。

駆除に成功し、一見死んでいるように見えた個体に対しても油断は禁物です。たとえ胸や頭が欠損していても、腹部さえ残っていれば毒針を反射で刺すことが可能な能力を備えているため、死骸も決して素手で触らないように注意してください。

駆除の際は準備を万全に

実際に駆除を行う際は、ハチに襲われても刺されないよう十分備えをしてから挑む必要があります。特に重要なポイントは皮膚の露出を避けることです。

長袖で手足を覆うのはもちろん、手袋や保護メガネなど、万が一ハチに刺されても針が皮膚まで到達しないような装備を心がけましょう。自治体によっては駆除用の防護服を貸し出している場合もあるので、持っていない場合は一度確認してみることをおすすめします。

また、ハチの習性を踏まえた準備も有効です。ハチは黒いものを攻撃する性質があるため、黒い衣服は避け、頭髪も帽子で隠すことが望ましいでしょう。また、ハチは日没後から明け方にかけて活動が比較的穏やかになるため、駆除はハチが活発でない時間帯を狙って行いましょう。

実際の駆除にあたって

ここからは、実際に駆除をするときに注意したポイントについて解説していきます。

駆除に適した時期がある

比較的安全に駆除できる時期とされているのは4月から6月までです。この期間は「営巣予防期」といわれており、女王バチが一匹で巣を作っていることが多いです。巣もさほど大きくなく、比較的駆除しやすい時期といえるでしょう。

6月以降は「共同営巣期」といって、働きバチが羽化して巣が大きくなってくる時期です。巣の大きさゆえに駆除が難しくなるだけではなく、ハチ自体の攻撃性も増してきます。6月以降のハチの駆除には大きな危険を伴うため、専門の知識や道具が必要不可欠です。

巣を作りやすい場所

ハチの種類によって巣を作りやすい場所は異なります。ハチは基本的には高い場所を好むため、木や屋根に巣を作るイメージを持っている方も多いかと思います。しかし、中には土の中や低い場所に作ることもあるのです。

アシナガバチは巣を植え込みや垣根の中に作る傾向があります。一方でスズメバチは暗くて狭い場所を好み、アシナガバチに比べて発見しづらい場所に巣を作ることも少なくありません。

そのほかにも天井裏や床下、戸袋や壁の中、変わったところでは木の裂け目の中といった場所にも巣を作る場合があります。一度巣を作ったことがある場所は巣作りに適した条件を備えているので、翌年以降も注意が必要です。

特にアシナガバチは、毎年同じ場所に巣を作る習性があります。巣作りを予防するスプレーが市販されていますので、あらかじめ噴霧しておくと安心です。

巣を探す際は、ハチを驚かせないように細心の注意を払いましょう。見つけたからといって様子を見ようと近づきすぎたり大きな声を出したりすると、ハチを刺激しかねません。また、巣を振り落とそうとして突いたり揺らしたりすることも控えましょう。

もしハチに出会ってしまったら

ハチに出会ってしまったとき、恐怖のあまり慌てて逃げてしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、ハチに遭遇したときに意識したい注意点について解説していきます。

出会っても慌てない

ハチが増えてくる時期になると、取り込んだ洗濯物について一緒に入ってきてしまったり、換気で開け放したままの窓から入ってきたりということがあるかと思います。しかし、焦りは禁物です。ハチは大きな音や急激な動きに反応しやすいため、走って逃げたり焦って手で振り払ったりせず、落ち着いてゆっくり距離を取りましょう。

特にミツバチは刺すと同時に攻撃フェロモンをふりまきます。このフェロモンには周囲のハチを刺激して攻撃的にさせる作用があるため、刺される危険性がより高まってしまうのです。

ハチに刺されたときの注意点

もしハチに刺されたら、なるべく早く病院を受診することが肝要です。痛みだけでなく、血圧低下やアレルギー症状を引き起こすこともあります。

また2回目以降になると、よりひどい症状を引き起こす恐れがあります。これはアナフィラキシーショックと呼ばれるもので、生死にかかわる場合もあるのです。嘔吐や下痢、呼吸困難、意識がなくなるといったショック症状が見られた場合、そして一度に複数個所刺された場合にはためらわずに救急車を手配しましょう。

もし病院を受診する前に余裕があれば、体内に残った針をピンセットで取り除くとよいでしょう。また、ハチの毒は水溶性なので、毒を絞り出しながら水で洗い流すことも有効です。

尿やアンモニア水をかけるといった俗説もありますが、これらは効果がないばかりかかえって症状をひどくします。毒を吸いだす場合は口では決して行わず、専用の器具を使用しましょう。もし用意があれば、ステロイド軟膏や抗ヒスタミン軟膏を塗り、保冷材で冷やすとよいでしょう。

ハチを自分で駆除することは難しい

ハチの駆除は大きな危険を伴う作業です。装備の準備や巣の撤去作業など、やるべきことは多岐にわたります。命の危険もあることを考えると、自分で駆除することはできるだけ避けて、経験豊富な専門の駆除業者へ一任するのがおすすめです。

まとめ

今回は、ハチを自分で駆除することの難しさについてご紹介しました。ハチは恐ろしい毒を持っており、刺されてしまうとひどい炎症を起こしてしまうため、素人はなるべく近づかない方が賢明だといえます。専門の業者に相談して、経験豊富なプロの手で駆除してもらうようにしましょう。

「株式会社FreeDom」では、愛知県を中心にハチの駆除を請け負っております。お客様の被害状況に合わせて柔軟に対応しており、多くのお客様にご好評いただいております。費用や作業日程に関するご相談も随時受け付けておりますので、ハチにお困りの方はお気軽にお問い合わせください。

 

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