ネズミが住居に侵入するとさまざまな被害が出てしまいます。主に環境被害や住んでいる人への健康被害が挙げられますが、それらに伴う経済的なダメージも考えなければなりません。
今回はネズミによる被害のパターンを解説していきます。具体的な対策方法も一緒にお伝えしていきますので、ネズミの被害を抑えたいという方はぜひ参考にしてください。
ネズミがもたらす3大被害とは
ネズミは健康・住環境・経済など、さまざまなものに悪影響を与えます。住居にネズミが侵入すると菌やフンを残し、住んでいる人の健康が損なわれるリスクが上がります。また、どんなものでもかじってしまう習性から、生活インフラが機能しなくなってしまうこともあるでしょう。このような事態を防ぐためにも、それぞれの被害を想定し、十分な対策を施しましょう。
健康被害
ネズミが住居に侵入した場合、まず健康へのダメージが気になります。菌やフンによって病気になるおそれがあるので、菌やフンを見つけたときはすぐに除去しましょう。
ネズミがもたらした菌やフンで病気になる
ネズミは一度住居に入ると、周囲に菌やフンを残します。せっかく駆除しても排泄物がそのままでは、さまざまな病気になってしまうおそれがあります。
フンによって、食中毒の原因になるサルモネラ菌、風邪から出血までさまざまな症状をおよぼすレプトスピラ菌が入っていることも少なくありません。また、治療法が介されていない、ハンタウイルス肺症候群のリスクも指摘されています。菌やフンを最小限に抑えるためにも、早期の駆除が重要だといえるでしょう。
清潔な環境を保つことが対策
ネズミ駆除だけでなく、清潔な環境への意識も大切です。特にフンを見つけたときはすぐに掃除し、落ちていた場所を徹底的にきれいにしてください。
掃除のときはゴム手袋とマスク、ゴーグルを着用しましょう。薄めた漂白剤を雑巾に染み込ませ、丁寧に拭き掃除を進めるのが一般的ですが、ネズミの糞尿に特化した除菌スプレーを使うのも有効です。
住居へのダメージ
ネズミには噛みぐせがあるので、住居へのダメージも懸念されます。環境をきれいに保つためにも、ネズミを侵入させないような対策を立てていきましょう。
なんでもかじって傷つけてしまう
ネズミはなんでもかじって傷つけてしまう習性があります。また夜行性なので、寝ている間に家屋の一部が食い荒らされているかもしれません。
特に電化製品の配線をかじることによる漏電、ガス管をかじることによるガス漏れなどは大変危険です。ネズミが原因では火災保険の対象にならないケースも多く、被害額も甚大なものになるでしょう。住居へのダメージを食い止めるためにも、ネズミの侵入を防ぐようにしましょう。
ネズミの侵入経路を断つことが対策
住居をきれいに保つためには侵入させないことが重要なので、ネズミが住みづらい環境を普段から作るように心がけましょう。このとき、忌避剤を使えば侵入防止に大いに役立ちます。
玄関やベランダなどに忌避剤を置くことで、ネズミが家に寄りつかなくなります。忌避剤には天然ハーブのようなネズミが嫌うにおいを放つので、大事な住まいから遠ざけられるのです。
また、生ゴミをすぐにフタつきのゴミ箱に捨てたり、食器をすぐに洗ったりすることだけでも、ネズミが寄りつくリスクを下げることができます。新聞紙や段ボールなどもネズミの巣の材料になるので、このようなものはあまり溜め込むことなく早めに処分するようにしましょう
経済的な影響
ネズミの侵入を許すと、経済的な影響が懸念されます。建物の価値下落や生活支出の増大につながるため、早めの修繕や駆除を心がけるようにしましょう。
ネズミによる建物の価値や生活支出への影響
ネズミによって壁が食べられてしまうと、建物の価値が下がってしまいます。駆除には相応のお金がかかりますし、フンの影響で病気になると治療代もかさんでしまうでしょう。このようにネズミの侵入を許すと、余分な出費を余儀なくされるのです。
駆除や建物の修繕など早めの対応を
ネズミの活動時間を少しでも抑えるためには早期の駆除が重要になるので、傷ついた部分はなるべく早めに修繕するようにしましょう。また駆除が終わった後も、忌避剤を使ってネズミを寄せつけないようにしましょう。そして防鼠パテで壁や床下などの穴をふさぎ、今後の侵入経路を断てば完了となります。
まとめ
ネズミの侵入によって住まいの耐久性が下がり、次第に住環境が悪くなってしまいます。建物の資産価値が下がるだけでなく、余分な支出を強いられてしまうケースもあるでしょう。
被害を最小限に抑えるにはネズミを寄せつけないように工夫すること、そして現れたらすぐに排除するなどの徹底的な対策が重要です。早めに気づき、素早く対応してネズミの被害を抑えるようにしましょう。
「株式会社FreeDom」では、ハチやネズミといった住環境を害する生物の駆除を行っております。ネズミによる被害相談も受けつけているので、ご希望の方はお気軽にお問い合わせください。